株式会社タニハタ
事業概要
伝統木工技術「組子」にて木製建具、間仕切りを製作
事業所住所
富山県富山市上赤江町1-7-3
地域
富山市
業種
製造業
ホームページ
主な取組内容
<富山県SDGs宣言>
当社(団体)の取組み
株式会社タニハタは飛鳥時代から続く伝統木工技術「組子」にて欄間・建具を製作する会社です。
2011年より、組子づくりを通して脱炭素社会をめざし気候変動対策を推進しています。
美しい環境を保全し、未来の子どもたちに、より良い世界を残すために、指針を掲げ脱炭素経営を行っています。
SDGsに向けた目標と取組み1
目標
会社で使用するエネルギーは、全て再生可能エネルギーを使い、2022年にScope1/2のカーボンオフセットを行う。早い時期でのカーボンニュートラルを目指す。
主な取組み
・工場屋根に太陽光パネルを設置 20KWhを工場電力として自家消費(2015年、2021年 合計50KWH設置)
・水力発電による CO₂排出量ゼロの電力「グリーン電力」を北陸電力と契約し電力供給を受ける。(2020年9月)
・組子製作中に発生する切削くずをペレットにする「ペレタイザー」を導入(2020年)。そのペレットをペレットストーブ(4台)の燃料として使用。 工場内の石油ストーブを全て撤去(2021年 1~3月)。 職人達と工夫しながら引き続き省エネルギー化を図る。
・タニハタが設定した中長期的な温室効果ガスの削減目標が、パリ協定が目指す「1.5℃目標」の達成に対して<科学的根拠に基づいた目標>であるとSBTイニシアチブから認められ、認定を取得。(2021年4月)
SDGsに向けた目標と取組み2
目標
社員が生きがいをもって働くことができる環境づくりを行う。
主な取組み
・電力だけに頼るのではなく、手仕事も増やし、職人技術を向上させる。IT、技術力、デザイン力を高め、それを駆使し、製品寿命を伸ばすことで、お客様に百年大切に使っていただける製品をめざす。職人には定年を設けず、退職時期も本人の意志に任せ、いつまでも働きがい、生きがいのある職場へ。
・「日本の職人」として胸を張って仕事ができるよう 、作業服、備品の素材やデザイン、工場内装にもこだわる。古くから引き継がれた日本の素晴らしい伝統文化を、工場の中に少しでも取り入れていく。
SDGsに向けた目標と取組み3
目標
国産木材の利用を推進し、組子づくりを通してその重要性を国内外に発信する。国産木材のブランド化をめざす。
主な取組み
・これまで組子の主材料として使用してきた木材を外国産から国産材(ヒノキと杉)に切り替え(2018年8月)。日本産木材を使用したタニハタオリジナル木材の開発・普及をめざす。
・木材、環境問題に関する情報をWEBサイト、SNS、カタログを駆使して国内外に向けて発信する。工場内で学生向けにワークショップを行い、職人達の声でも伝える。